マントを脱がせようというのは、とても無理なことでした。
それを見ていた太陽は笑って、雲をのけ、暖かな光で旅人を照らしはじめました。
するとどうでしょう。
暑くなった旅人は、簡単にマントを脱いでしまったのです。
太陽の勝ちでした。
従来の減量法とは、まさにこの北風型だったのです。
脂肪というマントを早く脱げ、と言って、肥満者がもっとも嫌う北風、それこそ逆風になるような北風(食べるな・運動しろ)をピューピュー吹きつけていたわけです。
つまり、つらいことを我慢させたり、嫌なことばかりを要求する減量法ですね。
この方法は禁止や抑制で脳にストレスを与えているだけではないか、と私はあるとき気がつきました。
